トップページ > ゴミ問題とは?基本編その1『ゴミの焼却場の設置場所がない問題』
どうしてゴミを燃やす必要があるのでしょう?それはゴミを燃やすことによって体積を10分の1から20分の1に減らし、埋め立てる量そのものを減らして限りあるゴミの埋立て場を長く利用できるようにするためです。
では、ゴミの焼却場の設置場所はなぜないのでしょう?それはゴミを燃やすためにゴミを一箇所に集めることによってゴミの焼却場周辺に住んでいる人達へのさまざまな影響が心配されるからです。
周辺住民へのさまざまな影響とは
- 「ゴミを収集し、一箇所に集めることによって発生するかもしれない悪臭、人体に影響のある物質の発生する懼れ」
- 「ゴミを燃やすことによりダイオキシン類や重金属類など人体に影響のある物質を含んだ煙が発生する懼れ」
また最近では、ゴミの焼却場周辺に住んでいる人達の新たな心配事として、以前は「燃やすと人体に影響がある物質を排出する懼れ」があるため燃やさず、そのままゴミの埋立て場に埋めていた「プラスチックゴミ」などの不燃ゴミを
- ゴミの焼却場の性能が向上しプラスチックゴミを燃やしても人体に影響のある物質が発生する懼れがなくなった
- ゴミの埋立て場の残りが少なくなってきた
などを理由に国の指導により、私たちの住んでいるすぐ近くにあるゴミの焼却場で普通ゴミと一緒に焼却する計画が進められているからです。
過去には少しケースは違いますが、1996年に東京都杉並区の「プラスチックゴミ」などの不燃ゴミの収集場から、人体に有害な科学物質が発生し、周辺に住んでいる人達に健康被害を及ぼしたこともありました。
それでは人の住んでいない郊外の山奥にゴミの焼却場を設置した場合はどうでしょう?その場合、遠く離れた山奥にゴミを運ぶために、たくさんのガソリンなどのエネルギーを必要とし、必ずしも環境に良いとはいえないのです。
この問題は、私たちがゴミを出し続けている以上、解決することはできません。しかし、私たちが出すゴミの量を減らせばゴミの焼却場の設置数を減らしたり、規模の小さい焼却場にする事によって人体に影響のある物質の排出量を減らすようにすることはできます。
※参考データ
(環境省一般廃棄物処理実態調査結果平成18年度調査結果より抜粋)
(環境省一般廃棄物処理実態調査結果平成18年度調査結果より抜粋)
- 平成18年度のゴミの総排出量は5,204万トン(内生活系ゴミが3,316万トン、事業系ゴミが1,582万トン)で東京ドーム約140杯分(1日1人当たり1,116g)。焼却処理したり、リサイクルしてゴミを減らし、ゴミの埋立て場に埋めるゴミは681万トン
- 平成18年度ゴミ焼却施設の施設数は、1,301施設(総処理能力は1日に190,015トン(1施設当たりに換算すると1日146トン)
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